
2022年ECアフィリエイトの今後について考えてみた。
結論、私の予想は「極悪層」は進化を遂げて「スーパー極悪層」になり、より深い闇の中に入っていくだけと読んでいます。 その4つの理由を解説していきます。業界健全化をしたい方には耳の痛い話ですが興味がある方は読んでいただけると嬉しいです。
悪質なアフィリエイト広告に関して消費者庁の有職者会議が2022年1月28日に開かれ前日に公表した報告書案を協議しました。
その内容をJ-CASTニュース編集部 谷本陵さんがめちゃくちゃ分かりやすく記事にしていたので、谷本さんの記事を参考に今後について考察していきます。谷本さんのめちゃくちゃ分かりやすい記事はこちら>
ちなみに、「極悪層」というワードは谷本さんの造語だと思います。インパクトが強すぎて読んだ瞬間に私は震えました(笑)おそらくイケイケのアフィリエイター=「極悪層」というワードは今後広がって定着していくと思います。ということで私もあやかって「極悪層」というワードを拝借させて頂きながらいなくならない理由を考察していきます。
(※ECAIの中の人である私個人の主観になります。内容などに誤りがあればツイッターにてDMいただけると幸いです。)
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極悪層が今後もいなくならないと思う理由①
そもそも、アフィリエイターを罰する法律がない。(景表法では)
2021年11月26日に開催された「アフィリエイト広告に関する検討会」にて”何人(なんぴと)規制”がスタートしたように報道されていますが、記事を書いている2022年1月30日現在の時点ではこの法律は施行されていません。要するにアフィリエイターを罰する法律がない状態です。つまり「極悪層アフィリエイター」を規制することはできないためいなくならないと思います。
極悪層が今後もいなくならないと思う理由②
アフィリエイターを罰しても書類送検
2021年3月17日に大阪府警によってアフィリエイターの男性が薬機法違反で書類送検をされました。(関連記事はこちら)しかしこの時の書類送検の理由は「更年期障害、糖尿病、痛風の予防・改善に効く」などと紹介していた。というニッチな市場でなおかつレッドラインの商材をやっていたことによるものだと思います。トラブルがたくさん起きているのはダイエット商材がメインであり「極悪層」の締め付けにはあまり効果を出していない見せしめだと思います。
極悪層が今後もいなくならない理由③
罰則を覚悟で予算設計する会社が現れる
トラブルが起きてメーカーに罰則通知がいくまで販売開始をしてから1年はかかると思います。(ガン、糖尿病、痛風などは事例があるため一瞬で来ると思います。)そのため1年以内で経費1,000万、売上1億、粗利3,000万のような設計で商品を販売する会社が現れると思います。報酬をくれる会社がいて①、②の理由からアフィリエイターが罰せられないのであればアフィリエイターがその案件をやらない理由が見当たりません。要するに極悪層はいなくならないと思います。
極悪層が今後もいなくならない理由④
アフィエリエイターなのか自然な口コミなのかかわす方法がある
実際にASPを介さないで、アフィリエイトコードなしの商品購入URLをアフィリエイターがもらっていてそのURLをSNSで発信されていた場合、広告なのか、口コミなのか判別するのは非常に難しいと思います。むしろ無理では??実際判定する方法はそれをセットした本人に聞かないとわかりません。この方法を使ったらすべてリアルな口コミに見えてしまいます。
最後に
最後に今後の流れをまとめると「極悪層」はいなくならずに通販の「極悪層」はぐっと人数を減らしながら残った「極悪層」は「極悪層スーパー」になり存在し続ける。だと思います。人数が減る理由はシンプルに
- メーカーが減る
- リスクと報酬が合わなくなってくる
ために人数自体は減ってくると思います。そして辞めたアフィリエイターたちはまだ法改正のされていない市場に流れていくと思います。法が規制されていない歪みのある市場は一番利益が出やすいためです。どんな業界が2022年はバブルを迎えていくのか引き続き追っかけていきたいと思います。
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